こんにちは、高配当株投資家のノブです。
コツコツ買い増していたマニー(7730)が一つの目標としていた300株になりましたので、ご報告させてください。
マニーとは
マニーは、医療用メスや眼科サージカル製品等、医科と歯科の医療機器・器具メーカーです。
メスやハサミ、工業用カッターなど高精度な刃物を製造し、世界中の医療機関やメーカーに提供しています。
特に医療用メスでは高いシェアを持ち、製品は約120カ国に輸出しており、安定した需要があり、景気に左右されにくいのが特徴です。
日本の高い技術を活かし、医療用製品において高いシェアを維持しているとてもニッチで強みのある企業です。
保有数・購入金額

保有株数は、300株になります。
平均取得単価は、1233円と今現在の株価と比べると少し高いですが、YOC(取得時配当利回り)は、3.1%になります。
2025年1月頃からコツコツと買い増し始めて、トランプ大統領の関税ショックを機に一気に買い増しをしました。
購入の決め手
株価が大きく下落した

2024年1月15日の直近高値である2410円から今回の下落で1044円程度まで下げたことで、約57%の暴落となりました。
どんどん下落していく株を見ると、
- 私が知らないだけで、下落する材料があるのではないか
- まだまだ下がるのではないのか
- 下落するなら、もっと下がったところで買いたい
などいろんな考えが出てきてしまいます。
なので、今回は一旦の目安として、1100円付近であれば過去のチャートや配当実績なども考慮しても十分下がったところで買えていると判断して買い向かいました。

配当が増配傾向

今期の予想は増配とはなっていないものの、連続増配年数は驚異の9年となっています。
関税の影響が和らいだりプライシング効果で利益が向上するようであれば、増配してくれると信じています。
ROEも十分

マニーはROEが高く効率的に稼ぐことができていると言えると思っています。
他の企業にはないニッチな分野での強みがあり、利益を追求しやすい企業であることからこれからの伸びを待ちたいと思います。
ROE(自己資本利益率)とは
ROEは、企業が株主から預かった資本を使って、どれだけ効率よく利益を上げたかを示す指標です。数値が高いほど収益性が高く、投資効率のよい会社とされます。
自己資本比率も高い
マニーの自己資本比率については、91.5%です。
ほとんど借金もなく財務も申し分ないと思っています。
関税や中国における商品トラブル等で株価が下落していますが、これだけ自己資本比率が高い企業なので、しばらくは耐えることができる体力はあると見ています。
強みの商品がある
医療用のメスや眼科用の医療製品といったかなりニッチな商品を持っています。
精密機器であり、販路も持っていると思います。
必要に応じて値上げして利益を上していけると信じています。
配当利回りが3%超え

長らく配当利回りは1〜2%以下でしたが、今回の下落で配当利回りが3.5%くらいまで上昇しました。
増配傾向で還元意識の高い企業ですので、皆が悲観して投げ売りしている時に積極的に買い向かいました。
大株主に創業家が多数
順位 | 株主名 | 持株数(株) | 持株比率(%) |
---|---|---|---|
1 | 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 12,913,500 | 13.11 |
2 | マニックス株式会社 | 10,600,000 | 10.76 |
3 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 7,152,100 | 7.26 |
4 | 松谷技研株式会社 | 5,084,000 | 5.16 |
5 | 公益財団法人マニー松谷医療奨学財団 | 3,200,000 | 3.25 |
6 | 松谷貫司 | 2,169,800 | 2.20 |
7 | CEPLUX-COLUMBIA THREADNEEDLE(LUX)I(常任代理人:シティバンク東京支店) | 2,099,600 | 2.13 |
8 | 松谷正光 | 2,064,400 | 2.10 |
9 | 株式会社正光 | 2,048,000 | 2.08 |
10 | 松谷正明 | 1,828,200 | 1.86 |
この株主構成から、信託銀行を通じた機関投資家の保有が大きい一方で、創業家である松谷家関連の個人・法人が上位に名を連ねており、経営への影響力を保持していることがうかがえます。
創業家の方が大株主でいるということは、株価が下がるような政策はしにくいだろうと思います。
むしろなんとか株価を上げるためにいろいろと尽力(実際の労働というよりも、経営的な助言等)してくれると信じています。
優待も狙いだったりする

高配当株投資を始めて、意外な副産物が株主優待を楽しむようになったことです。
本来は配当金をもらうことがメインの投資スタイルですが、最近は優待も楽しみになっています。
マニーは300株を1年以上保有することで3000円のクオカードがもらえるようになります。
配当+優待QUOカードの配当利回りを計算すると、5.5%以上になります。
なので、今回下落したタイミングで優待条件を満たすために300株を保有することにしました。
まとめ
2025年4月に発生したトランプ大統領による関税ショックで大きく下落したタイミングでマニー株を300株まで買い増ししました。
マニーは
- 独自の強み商品がある
- ROEも高い
- 自己資本比率も90%
- 増配傾向で減配しない
- 優待も良い
という素晴らしい企業だと分析しています。
まだまだ株価が下落して戻っていないですが、私は長期ホールドして安定配当と優待QUOカードをもらい続けていきたいと思っています。
ご拝読、ありがとうございました。
コメント