【高配当株投資】こうやって探してます。

高配当投資

高配当株投資をするとき、どの株をいつ、いくらで買えば良いか分からないですよね。

この記事では私が高配当株を探すときに見ている指標やグラフなどを全てご紹介します。

高配当投資の参考になればとても嬉しいです。

まだまだ投資歴5年程度の初心者ですが、コツコツ投資を始めて5年で2000万円以上の資産を作り、現在安定して年間25万円以上の配当をもらえるようになりました。

この記事を読むことで、

と思います。

人それぞれ投資スタイルや見ている指標は違いますが、高配当株投資をしたいと思っている方の参考になれば幸いです。

それでは、順に見ていきましょう♬

使用するWEBサイト(リンクは貼ってないのでご安心を)

マネックス証券 銘柄スカウター

マネックス証HPより引用

メイン口座は楽天証券を利用していますが、マネックス証券の銘柄スカウターがとても探しやすくてグラフや指標が確認しやすいのでオススメです。

IRBANK

HOME BANK より引用

上場企業のIR投資家情報が一覧で確認できます。

決算ページを確認することで、約15年前の実績と比較することができます。

見やすいWEBサイトで誰でも無料で使用できるので、是非活用してみて下さい。

各会社のIR資料(決算説明資料、中期経営計画)

INPEX決算資料より引用

各企業の中期経営計画を見ると、どんな目標を持って経営していくのか、累進配当(減配しない)を宣言しているのか、など株主還元に関する意気込みが記載されていることがあります。

決算資料に配当金のことがしっかり記載されている企業は還元意識も高いので投資を検討してもよいと思います。

高配当株を探す

配当利回りは3%以上か

マネックス証券より引用

私の基準として配当利回り3%以上の銘柄を候補にしています。

例外的に2%台の銘柄にも投資することはありますが、財務が優良且つ増配し続けてくれそうな銘柄だけと決めています(信越化学工業(4063)など)。

高配当株投資をする場合は、最低でも3%以上を目安に探すといいと思います。

EPS(一株当たりの当期純利益)は増え続けているか

IR BANKより引用:KDDI(9433)

配当金の原資となるEPSが毎年着実に増えていることは非常に大切です。

上の図のように毎年安定的にEPSが増えている企業は稼ぐ力があると言えます。

高配当株の理想は、どんな相場でもしっかり稼いで配当を出してくれることです。

過去に大暴落した時期、

  • リーマンショック(2008年頃)
  • 東日本大震災(2011年)
  • コロナショック(2020年)

のようなタイミングでもしっかり稼いでいるか、厳しい相場に対応した事業運営ができているかを確認する必要があります。

自己資本比率は50%以上か

IR BANKより引用:サドラッグ(9989)

自己資本比率が高い会社の方が、大きな暴落や景気変動があっても耐えられます。

銀行等からの借入ではなく自己資本金を多く持っている会社は、株価暴落時や景気変動時にも自社が保有している現金でなんとか対処できると思います。

自己資本比率が50%を超えている企業は財務は健全と言えるで長期投資できる銘柄の判断材料にしています。

ROE(自己資本利益率)は8%以上か

IR BANKより引用:サドラッグ(9989)

自己資本を効率よく活用して稼げているかの指標です。

一概に高ければ良い訳ではありませんが、ある程度ROEが高い方が稼ぐ力があると言えます。

私が高配当株を購入する基準として、継続的にROEが8%以上ある企業を選んでいます。

10%あればかなり稼ぐ力が高いと言われています。

PER・PBRが割高でないか

PER(株価収益率)

PER(株価収益率)は割高・割安を判断する時に使われる指標です。

株価=EPS(1株当たり当期純利益)×PER(株価収益率)の公式が成り立ちます。

株価が2000円で、EPSが200円だとすると、PERは10倍と表現されます。

ここからEPSが増えていないのに株価が4000円に急騰した場合、PERは20倍になります。

EPS(稼ぐ力)は変化していないのに、PER(≒買いたい株主)が増えたことで株価が上がった状態と言えます。

このことからPERは割安・割高を示す指標と言われています。

PERは12倍〜15倍が一般的と言われています。

PBR(株価純資産倍率)

PBRは(株価純資産倍率)を表す指標です。

株価が1株あたり純資産(BPS:Book-value Per Share)の何倍まで買われているかを見る投資尺度です。

会社の資産を全て売って、株主に還元した場合の株主の持ち分を表すと言われていて、「会社の解散価値」という意味合いもあります。

日本の株式市場では、PBRが1倍以下の会社まだ多く存在します。

一概に言えませんが、PBR1倍が純資産と株価が同じと言えますので、PBR1倍以下を割安の目安にしても良いと思います。

ミックス指数22未満を狙う

PER、PBRはさまざまな要因で変化し、ビジネスモデルによっても変わります。

そこでミックス指数と言って、PERとPBRを掛け合わせた数字を使い、ミックス指数が22未満の企業に絞ることをお勧めします。

このミックス指数が22未満で高配当株を購入できれば、割高でのジャンピングキャッチは避けられると思います。

配当金が増配傾向か

マネックス証券より引用 三菱商事(8058)

高配当金が高くても企業成長がなく配当金額を増やせない企業は将来安定的に配当金をもらえるか疑問です。

株主離れを防ぐために、剰余金から無理して配当金を捻出している可能性もあります。

稼ぐ力がしっかりあって、着実に配当金を毎年増やしてくれる高配当銘柄を探したいところです。

過去の配当実績を確認する上で、配当実績においても

  • リーマンショック(2008年頃)
  • 東日本大震災(2011年)
  • コロナショック(2020年)

で減配しなかった企業、又はなんとか配当金を維持しようと頑張ってくれた根性のある企業を見つけて投資したいです。

配当性向は60%未満か

IRbank センコーグループHD(9069)

配当性向は、EPS(1株当たり当期純利益)からどのくらいの割合で配当金を支払っているか表します。

例えるなら、貴方が1万円の予算で交際相手に3000円分のプレゼント買う場合は、配当性向30%になります。

まだ7000円の余裕がありますよね。

しかし、1万円の予算で15000円分のプレゼントを買おうとしたら自分の蓄えから捻出する必要があります。

一時的には可能ですが、ずっとは続かないですよね。

それと一緒で配当性向が60%以上あるとちょっと高すぎるのではないか、減配の可能性もあるかも、と警戒が必要です。

目安として、配当性向30%〜50%程度で増配し続けている企業は投資対象として良いでしょう。

ビジネス内容が一過性のものでないか

ワークマンHPより引用

景気やトレンドに左右されにくいビジネスモデルに好んで投資をしています。

一時的なトレンドで大きく株価が上がる場合もありますが、高配当株投資は継続的に安定した配当を得る投資方法です。

持続的かつ戦略的に利益を稼ぎ出してくれる企業を見つけると良いです。

携帯電話の通信料、保険会社の保険料、リース会社のリース料、不景気でも必要な生活必需品、これらの企業に投資することで安定的な配当金を受け取ることができます。

海外比率・事業セクターは分散されているか

マネックス証券銘柄スカウター 日本たばこ産業(2914)

上記の図は、日本で唯一タバコを販売できるJT・日本たばこ産業の販売国構成比率です。

日本では人口が減り、タバコを吸う人自体も減少しています。

国としても健康促進のためタバコの禁煙対策をとっているので、日本におけるタバコ事業は斜陽産業といえると思います。

まだタバコを吸い続ける人はいますが、10年後の日本の喫煙率は今よりもっと減っていることでしょう。

JTの販売国構成比率を確認すると、75%以上が海外で販売されており、利益のほとんどを海外で稼いでいます。

人口減少などで日本単体での売り上げは伸びにくいことから海外にも販路を構築している企業は比較的将来性もあると言えます。

注目した銘柄についてYoutubeで調べてみる

Youtubeより引用

上記の方法で気になった高配当銘柄について、Youtubeでチェックします。

私は、X(旧ツイッター)は情報がありすぎて使用しません。

Youtubeで企業の分析動画を視聴して、事業内容や将来性に納得ができたら投資します。

視聴する動画は誰でも良いと思いますが、1万〜2万回以上再生されている動画であれば、信頼性は高いと思って視聴しています。

高配当株を買うタイミング

探した高配当株をいつ、いくらで買うかは悩ましいですよね。

私は、マネックス証券銘柄スカウターで過去の配当利回りと比較して購入タイミングを決めています。

マネックス証券銘柄スカウター 9989(サンドラッグ)

マネックス証券銘柄スカウターで個別銘柄を検索すると「株価指標」があります。

下にスクロールすると、「予想配当利回り(会社予想ベース)」のグラフが出てきます。

マネックス証券銘柄スカウター サンドラッグ(9989)

私は予想配当利回りのグラフを確認します。

株価が下がると配当利回りが上がり、株価が上がると配当利回りが下がります。

このグラフから赤の⭕️で囲まれた部分で株価が下落しており、過去数年の配当利回りと比較してもかなり配当利回りが高い状態です。

このようなタイミングで購入できると理想的です。

私も上記の方法でサンドラッグを見つけて、実際に最安値から反転して上昇し始めたタイミング、3531円で15株買えました。

ただ資金がなかったこととまだ下がるかもしれないという気持ちからビビって15株しか買えませんでした。

その後、あっという間に4200円まで上がってしまったので、また下落するタイミングを待って投資したいと思います。

上記のように、過去の配当利回りを一つの参考にすると買うタイミングとしては分かりやすいのではないでしょうか?

これらを踏まえて、ご自身が納得がいく株価で購入することが一番大切だと思います。

最後に

いかがでしたでか。

上記の方法は実際に私が高配当株を探すときにやっている方法そのものです。

これらの指標を見て企業分析して、購入タイミグを見ていけば難しそうな高配当株も始めれる気がしませんか?

いきなり100株買う必要はありません。

気になった銘柄を1株だけ試しに買ってみて、株価がどう動くか、配当金が増配していくか、ゆっくり確認しながら楽しみながら投資を継続して欲しいと思います。

コツコツ配当金を楽しみながらもらってニヤニヤするのが高配当株投資の醍醐味です♬

焦らずにゆっくり投資を楽しんでいきましょう。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

2025年のもらった配当金を随時更新していますので、良かったら見にきてくださると嬉しいです♬

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