ずっと気になっていたキリンHDの株を購入しました。
今回は、私がキリンHDを購入した決め手などについて書いています。
このブログを読むことで、
- 2025年1月現在のキリンHDについて
- 高配当株の探し方
- ノブの購入判断
が分かります。
私自身、平凡会社員ながら節約と投資で5年2000万円の資産を築き、コツコツ投資を続けることで現在は年間30万円以上の配当がもらえるまでに成長しました。
高配当投資がいつ、どんな株を買っているのか気になると思うので、読者の皆様の参考になれば幸いです。
キリンHD

国内最大級のビール会社です。
「一番搾り」が有名ですね。
最近では、飲みやすさを重視したビール「キリンビール晴れ風」も売り上げに貢献してくれています。

アルコールの他にもワイン、チューハイ、洋酒、紅茶、緑茶、コーヒー等の総合飲料を取り扱っています。

ヘルスサイエンス分野では、プラズマ乳酸菌、カロリミットなどの健康食品を手掛けており、キリンHDは将来的に事業拡大を図っています。
医療品分野では、子会社の協和キリンと医薬品の開発をしています。
購入単価・保有数

株価1915円で100株、購入しました。
将来きっと大きく成長すると信じてNISA口座で購入しております。
大きく下落したら笑ってください!!笑
購入の理由
株価1900円は過去何度も意識されている

上記のチャートをご覧ください。
過去10年の月足チャートです。
この月足チャートを見ると、1900円付近は一定の意識が集まるラインと言えるのではないでしょうか?
2015〜2016年にかけてずっと意識されて反発していましたが、2017年には1900円を上抜けて大きくブレイクしています。
現時点では1900円がサポートラインとして下支えしてくれていると見て取れます。
2024年8月5日の令和のブラックマンデーも1900円で反発していることから、ここがひとまずの安値になる可能性は高いと思っています。
配当利回りが高くなっている

直近高値(2024年10月28日の2300円)から約20%下落して、配当利回りが3.71%と過去と比較しても非常に高くなっています。
株価は安値付近1900円になったことで、投資しやすい配当利回りになったと思っています。
増配傾向・配当性向も○

増配年数こそあまり良くないですが、減配することなく徐々に配当金を増配してくれています。
配当性向も50%と株主還元意識も高く、まだ余力があるのではないでしょうか。
配当還元への意識
2024年12月期までは、EPSに対する配当性向40%としていましたが、今後は
DOE(連結株主資本配当率)*の5%以上、かつ、累進配当
を導入することとなりました。
EPSに左右されない配当方針はとても心強いですし、気合いの入った還元政策は純粋に嬉しいです。
DOEの5%以上を掲げられるのは、利益を出し続けられるという自信の表れですね。
*DOE(ディーオーイー)とは、Dividend on Equity ratioの略で、日本語では株主資本配当率と呼ばれます。この指標は、企業が株主資本に対してどの程度の配当を行っているかを示す財務指標です。
時価総額が十分ある
1兆7500億円もあり、大型株になります。
ブランド力も知名度もある分、そう簡単に倒産や経営破綻等は無いと考えています。
ROEは復調してる

景気の波に左右さえる飲料・酒メインの会社ではあるものの、近年ではROE10%をしっかり維持して稼いでいます。
EPSもここ数年は増加傾向にあるので、ROEも良くなっています。
人口減少の日本だけでは厳しいですが、有力商品「一番搾り」「晴れ風」があることや値上げによる利益増加を期待しています。
今後はヘルスサイエンス事業も伸びてくる可能性があるので、よりROEが改善すると期待しています。
事業ポートフォリオで時代の変化に対応している

日本の人口減少により市場が先細りの酒・飲料事業と先行きが見通しにくい医療事業に備え、将来的に大きく飛躍する可能性のあるヘルスサイエンス部門に長期的な投資を進めています。
無添加化粧品でお馴染みのファンケルを子会社化したり、「プラズマ乳酸菌」等のヘルスサイエンス事業に投資することで長期的な収益拡大を目指しています。
自己資本比率40%と体力もある

有利子負債はあるものの、自己資本比率は40%あるので体力はあると見ています。
できれば自己資本比率は50%以上はほしいですが、投資対象から除外するほどではないと見ています。
ミックス指数が22以下

PERとPBRを掛け合わせた数値(ミックス指数)が22以下を一つの判断材料としていて、キリンHDのミックス指数は21なので割高ではないと判断しています。
株主優待もある

地味に嬉しい株主優待。
競合企業のアサヒグループHDには株主優待はありませんが、キリンHDは株主優待を保持してくれています。
1年以上継続で500円相当の優待品、3年以上継続保有すれば2000円相当の優待品がもらえます。
優待品も加味した総配当利回りは、このまま増配しない場合でも4.7%になる予定です。(1株あたり配当金71円、3年以上優待商品2000円相当を取得金額1915円計算)
長期で保有すればさらに利回りが上昇する可能性があります。
まとめ

市場規模、有力商品、現在の株価、配当利回りも私にとっては十分魅力的な投資対象に感じ、購入を決断しました。
今後どのような展開になるか分かりませんが、キリンHDが発展することを祈ってホールドしたいと思います。
ネットで有名な企業や多数の人が取り上げている銘柄を買うのではなく、自分で調べて腹落ちして納得した高配当銘柄を購入できたと自負しております。
あくまで私が買ったというものであり、読者の皆様に「買い」を推奨する意図は全くありません。
投資は自己責任でお願いいたします。
ご拝読、ありがとうございました。
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