こんにちは、高配当株投資家のノブです。
株式市場には暴落がつきもので、コロナショック(2020年)やリーマンショック(2008年)のような急落時に、冷静に対応できるかどうかが投資家の明暗を分けます。
特に高配当株投資をしている方にとって、暴落時の適切な対応は資産形成において重要なポイントとなります。
今回は、暴落時に高配当株投資家が取るべき対策について解説します。
1. 暴落時に絶対にやってはいけないこと

① パニック売り
暴落時に最も避けるべきは、感情に流されて保有株を売却してしまうことです。
高配当株投資の目的は、長期的なインカムゲイン(配当収入)を得ることにあります。
短期間の株価変動に一喜一憂せず、冷静に判断しないといけないです。
② 配当利回りの高さだけで買い増し
暴落時は、多くの銘柄の配当利回りが急上昇します。
しかし、減配リスクのある企業も増えるため、利回りの高さだけで飛びつくのは危険です。
財務状況や事業の安定性をしっかり確認する必要があります。
2. 暴落時にやるべき5つのこと
① 保有銘柄の財務状況を再確認
暴落時は、配当が維持できるかどうかを見極めることが重要です。
特に以下の点をチェックしましょう。
- 配当性向:利益に対する配当の割合が高すぎないか(70%超は注意)
- EPS:暴落時でも確実に利益を出しているか
- 自己資本比率:財務が安定しているか(40%以上が望ましい)
- キャッシュフロー:営業キャッシュフローが安定しているか
② 無理のない範囲で買い増し
暴落時は優良銘柄を割安で購入するチャンスです。
ただし、焦って一度に資金を投入するのではなく、分散投資を意識しながら慎重に買い増すことが重要です。
③ 生活防衛資金を確保
投資資金と生活資金はしっかり分けて管理しましょう。
暴落時に資金が不足して、安値で株を売らざるを得ない状況を避けるためにも、最低でも半年〜1年分の生活費は現金で確保しておくことが重要です。
④ 配当の再投資を検討
暴落時は、配当金を使って割安な銘柄を追加購入するチャンスです。
ただし、無理のない範囲で再投資し、リスク管理を怠らないようにしましょう。
ここで買い増すことで将来大きなリターンの差ができます。
⑤ 暴落時の過去データを確認して冷静になる
過去の暴落を振り返ると、時間の経過とともに市場は回復していることが分かります。
例えば、リーマンショック時の日経平均株価は約7,000円まで下落しましたが、その後数年で回復しました。
こうしたデータを見て、長期投資の視点を持つことが重要です。
3. 高配当株投資家が持つべきマインドセット
・市場の上下に惑わされない
高配当株投資の目的は、株価の上昇益(キャピタルゲイン)ではなく、安定した配当収入を得ることです。
株価の一時的な下落に動揺せず、冷静な視点を持ちましょう。
配当金が安定的に入金されるので、高配当株の株価そのものはあまり気にする必要はないです。(といってもめちゃくちゃ気になりますが、、、)
・「割安で買えるチャンス」と捉える
暴落は恐怖の対象ではなく、優良銘柄を安く買えるチャンスです。
むしろ、高配当株投資家にとってはプラスの側面もあることを理解しましょう。
・長期視点で投資を続ける
過去のデータを見ても、短期的な下落はあっても市場は回復してきました。
10年、20年という長期スパンで考え、焦らず投資を続けることが大切です。
まとめ
株式市場の暴落は避けられません。
しかし、冷静な対応を心がけ、適切なリスク管理を行えば、高配当株投資を続ける上で大きな問題にはなりません。
✅ 暴落時の対応まとめ
- パニック売りはしない
- 保有銘柄の財務状況をチェック
- 無理のない範囲で買い増し
- 生活防衛資金を確保
- 長期視点を持ち、市場の回復を信じる
暴落を乗り越え、安定した配当収入を確保するためにも、日頃から準備をしておきましょう!
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