こんにちは、高配当株投資家のノブです。
最近なにかと話題の多いセブン&アイHD株を本日売却しましたが、この売却がもしかして完全に早まった狼狽売りだったのではないかとビクビクしています。
今回は、売却したセブン&アイHDのことについて共有したいと思います。
セブン&アイHD直近の動向
- 2024年9月頃:カナダのアリマンタシォン・クシュタール(ACT)がセブン&アイHDに約6兆円規模での買収を提案
- 2024年9月頃: セブン&アイHDがACTの提案を「企業価値を著しく過小評価している」として事実上拒否。ACTが買収額を7兆円規模に引き上げた2回目の提案を実施
- 2024年11月13日: セブン&アイの経営陣による買収(MBO)を通じて株式の非公開化を検討しているという報道が出る
- 同時期: セブン&アイが創業家出身の伊藤順朗副社長と創業家の資産管理会社である伊藤興業から買収の提案を受けていると正式発表
- 同時期: 会社側が独立社外取締役で構成される特別委員会を設置し検討開始
- 2024年末〜2025年初頭: 創業家陣営が伊藤忠商事、三井物産、NTT、鉄道会社などの国内大手企業、CPグループなどに出資を要請
- 2025年初頭: 米アポロ・グローバル・マネジメントなどのプライベートエクイティファンドが優先株による資金拠出を調整しているとの情報
- 2025年2月10日: 伊藤忠の鉢村剛副社長兼CFOが、セブン&アイ買収提案への参画について「具体的条件は未定で取締役会に付議する状態でもない」、「株主の理解と納得が大前提」とするコメントを発表
- 2025年2月27日: 伊藤忠が計画から離脱
- 2025年2月27日: セブン&アイが創業家陣営から「買収に関する正式提案に必要となる資金調達の目途が立たなくなった」との連絡を受領したと発表、MBO計画が白紙に
- 2025年3月1日: ACTがセブン&アイとの「友好的な合意を目指す」との声明を発表
- 2025年3月3日:MBOを推してきた井阪社長から社外取締役デイカス氏に交代
- 2025年3月4日:アリマンタシォン・クシュタール(ACT)からの買収を否定し、自力で再生するとの発表を受け、株価暴落(読売新聞)
- 同日:セブン&アイからアリマンタシォン・クシュタール(ACT)と企業価値向上のため協議中との声明がでる
とまぁこんな感じです。
狼狽売りしてしまいまいた・・・
このブログを書いているのは、3月4日です。
午前中は仕事でお昼休みにスマホを確認すると、読売新聞が発表したセブン&アイHDが自力で再生するとの報道を見てびっくりして株価を確認しました。
すると・・・

株価が大きく下がってるぅぅぅ。。
伊藤忠が撤退してMBOが無くなったと報道を受け、大きく下がっていましたが、私はアリマンタシォン・クシュタール(ACT)によるTOBがあると信じ、しばらく保有を継続する予定でした。
しかし、本日午前中にニュースが入りさらに大暴落してしまいました。
アリマンタシォン・クシュタール(ACT)によるTOBが独占禁止法に抵触する可能性があり、ACTによる買収はなくなり、セブン&アイHDが自力で再生するとの報道が読売新聞よりされました。
私はこの発表を受け、株価が暴落しているので急いで売らなくてはと思い、事実確認することなくセブン&アイHDの株を売ってしまいました。
しっかり確認した上で自分の判断で売却するなら良いのですが、株価が下がっていたことから焦って売却してしまいました。
売却後に、セブン&アイHDからアリマンタシォン・クシュタール(ACT)からのTOBについても模索している旨の発表がされました。
まだ可能性があるなら保有しておきたかったです。
もしかしたらアリマンタシォン・クシュタール(ACT)にTOBされた場合、1株2700円くらいになるかもしれなかったので、悔しい気持ちが大きいです。
まとめ
本日は、株価が下がっていることとニュースのみで長期保有する予定の株を売ってしまうというミスをしてしまいました。
この判断が、私が決めていた投資シナリオだったり、事実に基づいた冷静な判断なら良かったのですが、完全に暴落に焦ってしまって精査もさせずに売却してしまっています。
今回のことを教訓にしっかり握力を強くして、狼狽売りをしないように学んでいきたいと思います。
ご拝読、ありがとうございます。
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