【民間保険は不要?!】意外と知らない警察共済の手厚い補償!!

節約💸

こんにちは、現役警察官であり高配当株投資家のノブです。

突然ですが、こんな疑問を持ったことはありませんか?

「もし病気やケガをしたときのために、民間の医療保険に入った方がいいのかな?」

実は、私自身も警察官になったばかりの頃、同じような悩みを持っていました。

でも今では、民間の医療保険や貯蓄型保険、生命保険には入っていません。

その理由は、給与から自動的に天引きされている「共済組合」の制度にあります。

この共済組合が、とても手厚いんです。

今回は、その共済組合の意外な凄さをお伝えしたいと思います。

拝命したらまず保険に入る?

この記事を読んでいる方の多くは、警察関係者だと思います。

私が警察官として拝命を受けたのは約15年前。警察学校に入校した初任科生の頃のことです。
当時の私は、体育館に集められ、本部職員に言われるがまま、よく分からないまま色々な書類にサインをしていました。

結果として、よくわからない保険にたくさん加入していた記憶があります。

同世代の警察官の方は、きっと同じ経験があるのではないでしょうか?笑

「警察の保険はお得だから」
「結婚後のヘソクリにできるから」

そんなことを言われて、警察のグループ保険などに次々と加入していきました。

また、警察学校を卒業して警察署に配属されると、“保険のおばちゃん”による猛烈な保険勧誘がありました。

「警察官はケガのリスクが高いから、保険には絶対入った方がいい」と言われ、
月1万円の医療保険や、月2万円の貯蓄型保険などに加入していた時期もあります。

今思うと、**「保険貧乏」だったな…**と。
保険のせいで生活が苦しくなるなんて、本末転倒ですよね><

保険は「生活が破綻するリスク」に備えるも

引用:リベラルアーツ大学・リベ大

そもそも、保険とは「万が一発生したら生活が破綻するような事象」に備えるものです。

そして、保険の原則は「相互扶助」です。

みんなで少しずつ保険料を出し合い、不幸にも被害を受けた人に保険金を支払う、これが保険の仕組みです。

つまり、頻繁に起きることや、生活が破綻しない程度のリスクに対しては、保険ではなく貯蓄で備えるという考え方が、資産形成において重要です。

月25,000円で済む!?共済の“付加給付”と

引用:警察共済組合HP

警察官は「警察共済組合」に加入しています。

この共済には、通常の健康保険ではカバーしきれない医療費を補助してくれる「付加給付」という素晴らしい制度があります。

たとえば、病院での自己負担額が高額になった場合でも:

医療費の自己負担上限:月額25,000円程度(※保険適用内に限る)

民間保険のように、毎月1万円近く保険料を払い続けなくても、この制度があるだけで、ほとんどの医療費リスクはカバーできます。

仮に1年間入院しても、

25,000円 × 12ヶ月 = 30万円

医療費は年間で30万円あれば足りるという計算になります。

差額ベッド代や食費などはかかりますが、健康なときでも発生する生活費の一部なので、そこまで重く考える必要はないと私は思っています。

さらにすごいのは、扶養に入っている家族もこの付加給付の対象になるという点です。

私も妻を共済の扶養に入れており、妻が入院しても自己負担は同様に抑えられます。

働けないときも安心!傷病手当金

警察の仕事は、荒れた現場での負傷や、ストレスによるメンタル不調など、心身ともに消耗する業務が多く、長期休職となるケースも珍しくありません。

そこで支えになるのが、共済の「傷病手当金」です。

▶ 傷病手当金の支給額

標準報酬月額の3分の2

例:私の標準報酬月額は47万円なので、

👉 47万円 ÷ 30日 × 2/3 ≒ 10,444円/日

👉 約20日休むと 208,880円/月

そして何よりありがたいのが:

住民税・所得税・共済組合費・厚生年金 → 一切かかりません!

つまり、手取り収入は、現役時とあまり変わらない水準が維持できるのです。

▶ 傷病手当金の支給期間

なんと、最長1年6ヶ月(18ヶ月)

定期的な面談や診断書の提出は必要ですが、働けない状況が続く場合には、最大限に活用したい制度です。

職務中のケガは“全額補償”|公務災害制度のすごさ

警察官にとって避けて通れないのが、職務中の負傷リスクです。

でもご安心を。

もし業務中にケガをした場合は、「公務災害補償制度」により

  • 治療費:全額補償(自己負担ゼロ)
  • 休務中:一定の給与補償あり
  • 後遺障害:年金または一時金の支給

さらに、通勤途中の事故でも「公務災害」として認定される場合があります。
(例:帰宅途中にスーパーに立ち寄っている最中の事故など)

まとめ|保険に頼りすぎる前に「共済」を知ろう

共済組合の制度をきちんと知れば知るほど、民間保険の多くは不要だと感じるようになりました。

私も実際に保険の見直しを行い、不要な保険を全て解約しました。

その分、毎月の支出が減り、資産形成のスピードが一気に加速しました。

警察官の多くは、保険についてあまり詳しくないまま、なんとなく加入している印象があります。

ですが、物価高・増税・給与の伸び悩みなど、今の時代だからこそ、「本当に必要な保障は何か?」を見極めることが大切です。

ぜひ一度、ご自身の保険内容を見直してみてください。

長らくご拝読ありがとうございました。

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